こっくりさんのやり方
こっくりさんのやり方については、いくつかの方法があるようです。ですが正式な形というものはなく、あくまで遊びの一種としてアレンジされつつ行われています。
ここでは最も簡単な方法を紹介いたします。
◆用意するもの◆
- 白い紙(A4くらいの大きさ)
- 文字を書くペン
- 十円玉
- 紙を置けて、人が囲めるくらいの大きさのテーブルや台など
◆こっくりさんのやり方◆
- まずは白い紙に「はい」と「いいえ」と書き、その間に鳥居を書きます。その下には数字・五十音などを書きます。
- 2~3人程度で机を囲み、鳥居の位置に10円玉を置きます。全員で人差し指を十円玉の上に置き、こっくりさんを呼ぶ儀式をします。
- 「こっくりさん、こっくりさん、どうぞおいでください。もしおいでになられましたら『はい』へお進みください」と話しかけると、十円玉が「はい」の位置に動き始めます。
- 後は聞きたい事などを質問をすると、その答えを十円玉が動いて回答してくれます。
- ひとつ質問が終了したら「鳥居の位置までお戻りください」とお願いして、十円を鳥居の位置に戻させます。
- こっくりさんを終了させるには「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻り下さい」とお願いして、十円が「はい」に移動した後、鳥居まで戻ってきます。戻ったら「ありがとうございました」と礼を言って終了します。
◆注意点◆
こっくりさんを行うに当たって重要なのは、とにかく落ち着くことです。
落ち着けない方は、こっくりさんをやってはいけません。
よく「途中で十円から指を離してはいけない」とか「こっくりさんが帰ってくれない」というパターンもありますが、まず落ち着いて下さい。
こっくりさんの正体について、まずは知っておくと良いでしょう。
スポンサーリンク
こっくりさんとは
こっくりさん(当て字として『狐狗狸さん』とされている)は、降霊術や占いの一種として1970年代頃から流行しているものです。
現在でも小学生や中学生の間で
「キューピッドさん」「キラキラさま」「エンジェルさま」「守護霊様」
というように名前や遊び方が変えられ、行われているようです。
◆こっくりさんで何が起こる?
こっくりさんの本来の目的は占いなのですが、ここまで根強く語り継がれる原因として、こっくりさんを行うと体調不良や不可思議な現象が報告されているところにあるでしょう。
実際にこっくりさんや類似の遊びをしたことで病院送りになったり、霊体験をしたというケースは多く報告されているようです。
◆こっくりさんの怖い話
⇒こっくりさんの体験記
⇒こっくりさん
⇒臨海学校の恐怖体験
⇒こっくりさんをしてからの3日間
⇒危険なこっくりさん
ではこっくりさんを行うと起こる不可思議現象は、なぜ発生するのでしょうか。
一番の原因として考えられているのが「霊のしわざ」です。
こっくりさんをすると狐の霊を呼ぶ、または浮遊霊などが寄ってくるそうです。それがこっくりさんにまつわる現象を引き起こすのだとか。
ですが私が一人こっくりさんをしたところで何も起きませんでした…^^;
それもそのはず、実はこっくりさんにまつわる現象はすでに解明されています。幽霊のしわざではありません。
こっくりさんはそれを行っている人達が無意識に自作自演しているという現象です。
この説に関しては、以前に放送してた『特命リサーチ200X』でも、科学的な検証がなされて信憑性の高いものです。
こっくりさんをしている時に、その場にいる誰もが知らない質問をしてみて下さい。こっくりさんは答えられません(答えた場合は、誰かが適当に動かしています)。
こっくりさんをしているとコインが勝手に動く現象は、単に誰かが動かしているだけなのです。
こっくりさんを一番怖くしているのは、その思い込み(自己暗示)です。
人の脳というのは、想像以上に人の行動や思考に影響します。こっくりさんには強烈な「何かが起こる」という刷り込みがあり、かつ霊という不確定な存在への恐怖と緊張から、パニックや錯乱・暗示に陥りやすい遊びなのです。
とりわけ精神的にも未発達で多感な子供であれば、こっくりさんを行ったことで精神になんらかの影響が出ることはありえるのではないでしょうか。
人の思い込みの力はあなどれません。具合が悪いかも…と思っていると、本当に具合が悪くなります。病も気から、とはよくいったものです。
霊のしわざであろうがなかろうが、こっくりさんを遊び半分で行うには精神に危険が伴うということを、忘れないようにしなければなりませんね。
スポンサーリンク